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SHEEPMAN

STUDIO

Sheepman Studio

TOKYO / KYOTO 

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Information

2024/9/2 サイトオープン

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Production Note
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 ようこそ。写真展「ラプソディー・イン・ブルー」へ。

映画館で本編が始まる前の予告編を見ているような気分で少しだけお読みください。

ほら・・・ポップコーンを味見しながら、どんな映画なのかを予想するあの時間です。

 「ラプソディー・イン・ブルー」ってどんな意味なんでしょうか。

タイトルにもある“ラプソディー”とは、楽曲の形式の1つなんです。主に「自由奔放に民族的な出来事を内容を表現した楽曲形式」という意味です。ちょっと荒削りな言い方になりますが、様々な民族的な出来事なんかをジャンルの垣根を超えて演奏して表し、最終的に1つにまとめた曲・・・というとイメージが湧くかもしれません。日本語では“狂詩曲”なんて言うこともあります。

  僕はもともとライブハウスやジャズバーみたいなところでピアノを弾いてお金をもらっていた音楽畑の人間なので、写真も音楽と絡めることが多いんです。その展示を表す曲が写真を撮っているうちに頭の中に音楽が流れてくるんです。そして、その曲をとにかく聴き込みます。買い物する時も。電車に乗る時も。車を運転する時も。すると、展示に対してのアイディアが、より一層出てきます。僕の中では一種の通過儀礼に近いです。

 夏の暑い日、多摩川で夕陽を撮影していたときに「ジョージ・ガーシュイン」の曲が頭の中で流れてきたんです。その曲がまさしく「ラプソディー・イン・ブルー」でした。

 流れてきたのは、ジョン・フォードの映画に出てくるカンティーナのような場所で流れてるピアノのソロが終わった後のパートです。1976年にバーンスタインがニューヨークフィルとやっていますが、彼がピアノを弾き終わって、汗を拭きながら指揮をする後半のパートのところです。

 1日の終わりを予感させるストリングスの響き、あちらこちらで寝そべっている雲のようなホルンのオブリガート、空の奥の方で微かに輝く星のようなグロッケン、第2コーラスからは沈みゆく太陽の金色の縁取りをなぞるようなトランペットが合流します。キービジュアルの写真は大ヒットミュージカルの“Crazy for You”のポスターにインスパイアされて撮影しました。

 ちなみに、“Crazy for You”の曲もジョージ・ガーシュインが担当しています。“Overture”の最初の方にサックスが重ね合ってメロディを奏でる部分があるんですが、これは複々線区間を行き交う小田急線のイメージにピッタリです。こんな風に、ガーシュインの曲を聴き込むうちに今回の作品展のイメージがあぶくのように湧き上がってきて、まとめることができたと思います。

 今回の写真展は「小田急線」という舞台(ステージ)上で生きている人たちの営みを撮って、そして彼の曲のようにジャンルを超えて自由にまとめた写真展です。もちろんその舞台に、僕自身も立っています。つまり、青い小田急線の中に僕もいる。だから今回の展示のタイトルを「ラプソディー・イン・ブルー」にしました。​​

長くなってしまいましたが、お楽しみいただけることを心より願って。

 小田急線をこよなく愛する写真家 福岡大季

基本情報

日程

2024年9月23日(月)〜10月5日(土)

​時間

12:00〜22:00(平日)
13:00〜21:00(土曜)
※14:00〜19:00(9月23
日(月)は祝日のため時間短縮営業)

会場

cafe nook
( 東京都渋谷区代々木1-37-3 岩崎ビルB1F)

​※日曜日と9月30日(月)は休業です。

​※入場料は無料ですが、カフェですので一品以上のご注文をお願いいたします。

​※また混雑時は座席の時間制を設ける場合があります。あらかじめご了承ください。

小田急線南新宿駅から徒歩4分、J R・都営代々木駅から徒歩3分

写真展についてのお問い合わせはこちらから

ギャラリー
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プロフィール

福岡大季

DERRECK, DAIKI FUKUOKA

​ 

 

Nikon Professional Service会員。

 幼い頃から祖父母の家に行くために小田急線に乗り、幼少期を過ごす。いつしか、自分も小田急線のファンに・・。現在は写真撮影から動画制作などを取り扱う「Sheepman Studio」を立ち上げて、マルチクリエイターとして活動の幅を広げる。開通150周年を迎えた京都の新京極通にある新京極商店街のオフィシャルフォトグラファーとして宣伝用の写真なども撮影している。提供された作品の中には『るるぶトラベル』や『地球の歩き方』などにも掲載されている。

 写真家としてのテーマは”日常を切り取る写真を撮ること”。特に「京都を生きる人」と「小田急線」は人生を賭けてのテーマなのかもしれない。2023年からは「小田急aini」で小田急線写真教室の講師を務めるほか、海老名乗務所制作の「乗車記念カード」など​の写真を手掛ける。2024年には、小田急電鉄、小田急トラベル主催、ニコンイメージングジャパン協力の下、「プロカメラマンに学ぶ、小田急の撮り方(入門編)」、「プロカメラマンに学ぶ、小田急の撮り方(海老名編)」の講師として登壇。鉄道写真を撮る際の安全に関しての啓蒙も行なっている。

 

祖父の影響で始めた写真は、今では生業になっているが、祖父から最初に習った「構図を考えて撮ること」は今でも心の中で生きている。

<本展示での使用機材>

Nikon Z8, Z7II,  D850, D750

Asahi Pentax S2, YASHICA KYOCERA T AF-D



<展示>
2020年「電写展~東京の大きな輪~」
2021年「行けずな京都展」
2022年「はじめまして。山手線です。展」
2022年「おもてなし京都展」
2023年「小田急線1000形 〜未更新車、最後の活躍を追いかけて〜」
​2023年「VSE50000形、ありがとう展」小田急線新宿駅コンコース内デジタルサイネージにて。

他、グループ展多数。

<写真集>

2021年「いけずな京都展(図録:私家版)」

2022年「おもてなし京都展(写真集:私家版)」

2023年「小田急線1000形 〜未更新車、最後の活躍を追いかけて〜(写真集:私家版)」

<出版物・印刷物・映像など>

2022年「地球の歩き方 京都」 学研出版

2023年「ザ・ラストメモリー 小田急VSE」 ネコパブリッシング社

2024年「京都市観光地図(新京極商店街広告写真)」 京都市観光協会

その他、小田急電鉄電車カード、本の帯用プロフィール写真、鉄道カレンダー、官公庁系の映像作成等多数。

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